自由民主党総裁　石破　茂 氏が選出

任期満了に伴う総裁選が9月27日に行われ、石破茂氏が第28代総裁に選出されました。

総裁選には現行の総裁公選規程では過去最多となる9人が立候補。党所属国会議員による368票と、全国の党員・党友等による投票に基づく総党員算定票368票の合計736票で行われました。
議員投票の会場となった党本部8階ホールでは、党所属国会議員が衆参別、50音順に一人ずつ点呼され、順次、壇上で候補者名を記入、投票しました。その後、逢沢一郎総裁選管委員長から総党員算定票と合わせた結果が発表されましたが、過半数を超える得票数の候補者がいなかったため、高市早苗氏と石破氏による決選投票を実施。投票に先立ち両氏は壇上に上がって最後の支援を呼び掛けました。
決選投票は国会議員票と都道府県票（47票）の合計で行われ、石破氏が過半数を超える215票を獲得。続いて開かれた党大会に代わる両院議員総会において正式に新総裁として選出しました。
選出に当たってあいさつした石破新総裁は岸田文雄総裁の退任に言及し、「自民党が生まれ変わるように、もう一度国民の信頼を取り戻せるように決断した。私どもは一丸となってそれに応えていかなければならない」と強調。その上で「国民を信じ、勇気と真心を持って真実を語り、この日本をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、全身全霊を尽くしていく」と力強く決意表明しました。