「しまね高志塾」第2回講座を開催しました。

2014年9月13日

しまね高志塾は、よりよいふるさとを創りたいという「志をもつ人」に参加いただき、ともに学びともに語り合いながら受講を通じて政策を研究するとともに、明日の時代を作るリーダー育成を行うものとして、去る6月14日に開校いたしました。

このほど第2回目の「しまね高志塾」を9月13日(土)、23名の塾生(所属34名)参加のもと開催しました。
県連政調会長の絲原徳康塾長が開催の挨拶を行った後、3講座を行いました。

第1講座はあべ俊子農林水産副大臣が「社会保障における人材確保について」と題して講演を行っていただきました。
「平均寿命が60歳の時代に創設された社会保障システムは少子高齢化の伸展により構造的に存続は難しい」とし、「給付格差のある年金制度と福祉給付の見直しが国政の課題」と述べられました。

*あべ俊子農林水産副大臣 講演
あべ俊子農林水産副大臣 講演

第二講座は山田俊男参議院議員が「TPPをめぐる問題について」と題して講演を行っていただきました。
「コメの例外化や牛肉のセーフガードなど日米の懸案はほとんどの分野で折り合いがついており、11月にも交渉は大筋合意に向かうだろう」と見通しを示し、「TPP問題の今後の焦点は日本ではなく、アメリカ議会がオバマ大統領の方針を受け入れるか否かだ」と述べられました。 

*山田俊男参議院議員 講演
山田俊男参議院議員 講演

第3講座は山下隆中国電力㈱取締役会長が「みんなで考えてもらいたいエネルギー」と題して講演を行っていただきました。
「2011年3月の福島事故以降、原子力発電所の稼動が停止し、従来に比べて1日あたり100億円を超える国富が失われ、世界一の節電・省エネ技術によって達成したCO2の排出削減効果が極めて限定的になっている」と述べ、「世界では400基もの原発が稼動しており、日本は徹底した安全性の追求と最先端の原子力発電技術を究める努力が必要だ。日本の国益を考える上でも、産業の根幹となるエネルギーのベストミックスについては原子力の活用は不可欠」と述べられました。


また、講座に先立って、島根原子力発電所の視察研修を行いました。
発電所の概要や安全対策の実施状況など説明を受けた後、免震重要棟及びフィルタベント工事状況や防波壁を視察し、最後に意見交換並びに質疑応答を行いました。

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